内分泌内科専門医取得のために、医局を抜けて研修施設へ転職
大学卒業後、医局人事で経験を積んできたという医師は多いと思います。40歳を前に今後のキャリア形成や専門分野の知識と経験を増やしたいと考えた時、医局を抜けるという選択肢も存在するでしょう。最近では医局人事に頼らない医師の転職も一般的になりつつあります。
今回ご紹介する医師のように、大学医局に所属する医師には勤務以外にもいわゆる「教授選挙」問題に巻き込まれ、医局の枠組みで働くことに疲弊してしまう医師もいるのではないでしょうか。
大学医局を抜け専門医取得に向けた転職を成功させた、30代内科医をご紹介いたします。
事例
30代の転職成功事例
- 施設形態
- 大学病院
- 専門科目
- 総合診療科
- 施設形態
- 一般病院(50床以下)
- 専門科目
- 内分泌内科
転職を決意されたきっかけや背景を教えてください
所属していた総合診療科の教授の退官にあたり、新教授と大学の方針・診療体制が変わることになり、その意見の相違から私も含め多くの医局員が退職することになりました。また、この件をきっかけに教授選挙に対する周囲の様々な活動を目の当たりにして、正直大学病院の医局という枠組みの中で働くことに辟易したことも理由の一つです。
転職を決めてからどのような行動をとられましたか?
私の場合は医局を退局する時点で退職してしまいましたので、ひとまず非常勤での働き方に転換しました。
非常勤勤務先を探す際に、一般内科だけでなく専門性の必要性も実感するようになり、以前より興味を持っていた、糖尿病含めた内分泌内科の勉強をしたいという気持ちが強くなりました。
これまで外来より病棟業務をメインに担当させていただくことが多かったため(日当直での外来業務は行っておりましたが)、一般内科外来の技術を磨きたいという思いもあり、市中病院にて定期非常勤医師として一般内科外来業務の経験を踏みながら、日本内科学会認定内科医を取得しました。さらに日本内分泌学会内分泌代謝科専門医もしくは日本糖尿病学会専門医の取得を目指しています。
転職にあたって、重視していた条件は何ですか?
日本内分泌学会内分泌代謝科専門医もしくは日本糖尿病学会専門医の取得を目指していたので、まずは認定施設であること、そして若い先生方が多く働いており、さらなるスキルアップが期待できる病院。
数ある転職サービスの中で、マーキュリーを選んでいただいた理由はありますか?
以前に定期非常勤を探していた際に丁寧に対応してもらったので、転職の際もお世話になろうと相談しました。
現在の勤務先に入職を決めたポイントは何ですか?
病院が内分泌学会内分泌代謝科専門医認定施設であり、自分の目指すイメージ像と合致したからです。
高いレベルの医療を提供している環境で働くことで、私自身もより高度な医療技術を学び、スキルアップができると感じました。
また、面接を受けた際に病院全体の雰囲気が非常に良かったことも、選んだ理由のひとつです。医療現場はとても厳しい環境であることが多いため、チームワークや職員間のコミュニケーションが重要です。職員同士が協力し合う雰囲気の良い病院で働くことができれば、より良い医療を提供できると考えたためです。
転職活動を検討されている医師に向けてメッセージをお願いします
よく考えて転職すべきだと思いますが、医師にはいろいろな道があるのだなと改めて感じております。
現在の状況に納得がいかなかったり、体力的・精神的にも厳しいようなら積極的に転職をしても良いと思います。また、転職先を選ぶ際には、自分自身の希望や目標に合わせて選ぶことが大切です。転職することで自分自身が成長できる環境を選びましょう。
一方で、転職することによって得られるものばかりではなく、新たな問題やトラブルが発生することもあります。
転職先の人間関係や組織文化、勤務環境などについては事前に調べておくことが大切です。
私自身は紹介会社を利用することで、自分自身では気づかなかった情報やアドバイスを得ることができました。
最後に、転職は一つのステップに過ぎません。今後も様々な経験を積み、自分自身が成長し続けることが大切です。
自分自身が設定した目標に向かって、前向きに取り組んでください。
その他の
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