現状に満足することなく勇気をもってチャレンジ!50歳を目前に大きな決断が成功へのきっかけ
多くの外科医は、50歳を迎える前に自身のキャリアの進むべき方向を考えることがあります。
これは、手術を継続するか、働き方を少し緩めるか、または外科から内科への転科など、キャリアチェンジを検討するかという選択です。
メディキャリア会員である外科医からの相談では、40代後半から50代にかけて、「手術から離れたい」「手術件数を減らしたい」といった相談が増える傾向があります。しかし、一方で、まだまだ手術を継続したいと考える医師もいます。
今回ご紹介する医師は、手術を続けたいと思いながらも、現職ではその願いが叶わない環境にあり、外科部門のトップである外科部長でありながら、現状に満足することなく大きな決断をした医師のご紹介です。
事例
40代の転職成功事例
- 施設形態
- 大学病院
- 年収
- 1600万円
- 手術件数
- 年間50件程度
- 役職
- 外科部長
- 施設形態
- 一般病院(300床以上)
- 年収
- 1750万円
- 手術件数
- 年間120件程度
- 役職
- 外科部長
転職を決意されたきっかけや背景を教えてください
私としてはまだまだオペ中心の働き方をしたいと考えているのですが、勤務先では年間50件程度。しかも消化器以外のオペを含めての件数です。
また、当時の病院では整形外科を中心にした方向性が進められており、内科や外科など他の科目が軽視されるような状況が増えていました。さらに、退官を控えた教授や5年後の院長の定年によって、もしも病院に所属したままだと医局派遣で出されてしまえばオペのできない環境になることが予想されました。そこで、まだ40代という年齢のうちに医局を退局して転職することを決意しました。
転職を決めてからどのような行動をとられましたか?
自分の気持ち、希望を整理し、具体的にどうしたいかを文章にしました。
転職を決断する上で、自分の気持ちや希望をしっかりと整理することはとても重要でした。
環境を変えることや転職活動に対してどんなことが不安・心配でしたか?
まずは大学医局をどのタイミングで退局できるのかがネックでした。
また、転職希望エリアは大学医局の力も強く受け入れてもらえる病院があるのか心配でした。
大学医局の退局はスムーズに進みましたか?
事前に教室長には退局の意向は伝えていましたが、教授に直接伝えた際には厳しく批判され、良いとも悪いとも言われず中途半端な状況になりました。しかし、過去に退局した医師も同様の対応だったので、そのまま強行突破しました。幸いにも教授以外は全員後輩でしたので大きな批判や不満は出ませんでした。
退局の申し出は何か月前までにしましたか?
教授には4ヵ月前、それまでに教室長には5ヵ月ほど前に伝えました。
転職にあたって、重視していた条件は何ですか?
希望の手術件数を確保できることです。
コンサルタント(紹介会社)を利用して良かったと感じる点はございましたか?
担当コンサルタントからの返信が早く、親身になって相談に乗ってくれたことで、自分の要望や不安を正確に伝えることができました。
現在の勤務先に入職を決めたポイントは何ですか?
決めたポイントは2つです。
1つ目は、希望の手術件数を確保できる病院の規模と診療体制や設備が整っていたことです。
2つ目は、オンオフを切り替えた仕事ができること、仕事内容に見合った年俸を提示してもらえたことです。
仕事とプライベートのメリハリをつけて働けることで、長期的に仕事を続けていくためのポイントだと考えました。
また、年俸面での評価が適切だと感じたことも、転職を決めた理由の一つでした。
転職活動を検討されている医師に向けてメッセージをお願いします
医師として働くうえで、自分自身が求める環境やキャリアパスは人それぞれです。しかし、現状に満足していないのであれば、何かを変えることが必要かもしれません。
転職という選択肢に踏み出すことは勇気がいると思いますが、自分の人生を生きるためには、時には大きな決断をしなければなりません。
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